飲食店にまつわるおすすめ本 〜飲食店の楽しみ方、食にまつわるおもしろエピソードetc〜

本に関してもついつい食にまつわる内容の本に手がのびてしまうパトコです。読書の秋、本から食を楽しんでみるのはいかかでしょうか。

本日は飲食店の楽しみ方を提案してくれるおすすめ本をご紹介します。

お客さん物語 稲田俊輔著

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「客商売」にドラマあり!
レストランは物語の宝庫だ。そこには様々な人々が集い、日夜濃厚なドラマを繰り広げている――。人気の南インド料理店「エリックサウス」総料理長が、楽しくも不思議なお客さんの生態や店の舞台裏を本音で綴り、サービスの本質を真摯に問う。また、レビューサイトの意外な活用術や「おひとり様」指南など、飲食店をより楽しむ方法も提案。食にまつわる心躍るエピソードが満載、人生の深遠を感じる「客商売」をめぐるドラマ!

読んでみた感想

著者である稲田俊輔さんを知ったのは”味な副音声 voice of food”というこれまた食に関する事を軸に内容を取り上げているポッドキャスト番組。出演されていた回でも飲食店に関するさまざまなエピソードを熱く熱く語られておりとても興味をひかれました。

”味な副音声 voice of food”

その中でもおもしろかったお話がお客様と飲食店とのエピソード。初めて知る飲食店側の気持ちや今まで理解しにくいと感じていたお店のシステムに関してはそんな理由があったのかと目から鱗がおちるお話ばかり。

【お客様物語】はそんな面白エピソードが多数掲載。稲田さんの抜群の観察力で記されたひとつひとつのエピソードはその場に情景が浮かぶかのように細かく描かれており、おおいに引き込まれ興味深い内容ばかりでした。

その他にも”おひとり様におすすめする飲食店の利用方法”や”レビューサイトの以外な活用方法”など実用的な提案もあって飲食店にまつわる内容が盛りだくさんの最後まで楽しめる1冊でした。

読み終わると早速新しいお店の開拓がしたくなるかもしれません。

京都の中華   姜尚美著

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餃子、春巻、酢豚……品書きは至って普通、しかし京都の中華はちょっと違う。にんにく控えめ、油控えめ、強い香辛料は使わない。だしのとり方が独特で、どの店も勘定がやさしい。花街で愛されてきた割烹式中華から、学生街のボリューム満点中華まで、この街の歴史や風習に合わせて変化してきた「京都でしか成り立たない味」のルーツを探索する。

読んでみた感想

”京都の中華”の歴史や実在のお店を著者が訪れた時のエピソードが記されています。”京都の中華”についてより深く知る事ができる案内本のような1冊です。

京都在住の私も知らなかった京都独自の中華の歴史。これまで歩まれてきた道筋を知った上でお店に足を運ぶとまたちがった目線で中華の楽しみ方を見つられると思います。

文庫版では老舗料亭「菊乃井」村田吉弘さんとの対談が収録されています。京都の食文化を軸にさらに京都の中華の歴史を掘り下げてお話しされており、とても興味深い内容でした。さらに日本が直面するであろう食の問題についても意見を述べておられ、日本食をいかに後世に残していくかを考えさせられます。

独自の食文化である京都の中華。気になる方は是非手にとって頂きたいです。

おわりに

本日は飲食店にまつわるおすすめ本をご紹介しました。どちらの本も飲食店に行く時の新しい見方が開拓できるような1冊かなと個人的には感じています。皆さんの食事時間に新しい楽しみが加われば幸いです。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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