ベトナム料理といえば皆さん何を思い浮かべますか?日本で馴染みがある料理ですと生春巻き、フォー、バインミーあたりでしょうか。
ベトナムの麺料理の代表といえるのがフォーですがフォー以外にもベトナムには美味しいいろんな麺料理があるんです!
本日はベトナムのいろんな麺料理ご紹介していきます。
ベトナムってどんな国? 🇻🇳
ベトナムの国についてまずは簡単にまとめてみました。
ベトナムは、南シナ海に面した南北に長い東南アジアの国です。首都はハノイ。
全体としては高温多雨で雨季と乾季に分かれ、気温が22°C以上という特徴があります。ですが南北に細長いため北部、中部、南部では季節の移り変わりがかなりちがいます。
主要都市は北部 ハノイ 中部 ダナン 南部 ホーチミンです。
主食はお米、米麺。お米はインディカ米です。年に3回も収穫できる稲作の国です。
お米が主食なので、ベトナム料理のおかずは日本人にも馴染みやすい味だと思います。
ベトナムの麺料理
ミークアン Mi quang
ダナンの名物。中部地方でよく食べられています。ミークアンという幅広の米麺を使用。日本でいうときしめんみたいな麺です。
タレを絡ませて食べる汁なし麺。家庭でよく食べられている麺料理で具材はエビ、豚肉を煮込んだものが基本ですが特に決まりはなく何でもOK。スープはどんぶりの半分ぐらいしかはいっていないのでよく混ぜて頂きます。
トッピングには焼いたライスペーパー、ピーナッツ、細ネギ。付け合わせに生野菜やハーブが添えられ、好みで加えながら食べます。
ミークアンにはさまざまな家庭の味があり、中部のダナンではミークアン店がたくさんあります。
具材にパイナップルやウズラ卵が入っている事も多いです。甘味と塩味の絶妙なタレにしっかりと麺を絡ませながら卓上調味料や生野菜を足しながら自分好みの味にしながら食べていきます。シャキシャキした野菜、ピーナッツで食感も楽しめる和え麺です。
カオラウ Cao lau
ホイアンの名物。平たい麺の下にチャーシューのタレがベースの混ぜそばです。
煮豚、パリっとしたおせんべい、生野菜がトッピングされ食感も楽しめる麺料理。食べる時に上下をひっくり返すぐらいよく混ぜて頂きます。
カオラウの麺はホイアンの硬水でないと作れないそうです。ホイアンに行かれた際は是非現地で味わいたい麺料理です。
バインカン Banh canh
タピオカ粉と米粉で作る家庭料理の麺料理。うどんぐらいの幅で長さ5cmぐらいのショートパスタのような麺の形状。ベトナム中部〜南部でよく食べられています。カニや豚肉で出汁をとったスープが主流。具材は海老、蟹、豚肉、さつま揚げなどがあります。
麺料理ですがスプーンで食べるのベトナム流。スープに揚げパンを浸して食べたりもします。現地では小腹を満たす間食用の麺料理として食べられています。
ブンボーフエ Bun bo Hue
ベトナム中部地方、フエの名物料理。牛骨、牛すじ肉、豚足を煮込んで出汁をとり唐辛子を加えてピリ辛スープに。そこへレモングラスのわずかな酸味であっさりと仕上げます。
麺はブンという少し太めの米麺。具材には色々な部位の肉。ネギや紫玉ねぎの酢漬け、ハーブや生野菜を自分好みでトッピングし仕上げて頂きます。
地域によって同じ料理でも味のちがいが
米麺の種類がたくさんあり、また同じ料理でも地域によって味付けの仕方もさまざま。日本で東西で出汁の味がちがうようにベトナムにも地域独自の味の特性があります。
例えばフォーのスープでいうと北部では出汁の味を重視しスープの色も透き通っているほうが好まれる一方、南部地方では塩分、甘みがしっかりしたものが好まれるようです。
南部の気候は北部よりも暑いため、料理の味付けに使用する砂糖、魚醬の使用量が多い傾向にあります。
現地に行かれる事があれば同じ料理でも地域差を比べてみるのもおもしろいかもしれません。
おわりに
今回はベトナムのいろいろな麺料理についてご紹介しました。日本のベトナム料理屋さんでもメニューを見かけたら是非注目してみて下さい。
また、ベトナム旅行に行かれる際の参考になれば幸いです。
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